Pixel Watchは2つのプロセッサを搭載か?

今年のGoogle IOで正式に発売が確定したPixel Watch。4年前から発売の噂がありましたが、今年に入ってようやく登場した形です。そんなファン待望のPixel Watchですが、どうやら4年前のチップを搭載するというリークがあり、やや水を差される形になりました。

情報源の9to5Googleによると、Pixel Watchに搭載されるチップは現在サムスン最新のGalaxy Watch 4に採用されている「Exynos W920」ではなく2018年8月にリリースされた「Exynos 9110」を使用するとのこと。4年前に開発が始まったもののコロナもあって紆余曲折、と考えると4年前のチップの採用はありえない話ではないですが、ガッカリ感が否めず。

ところがその後、9to5Googleは新たにco-processor、つまりサブのCPUが「Exynos 9110」とは別に採用されることを報じています。このサブのCPUは「メインCPUから様々なタスクをオフロードするために働く」そうですが、どの特定のプロセッサが使用されるかについての詳細は明らかにされていません。例えば9to5は超低消費電力の「QCC1110」をco-processorの候補として挙げており、Snapdragon Wear 4100+と組み合わせることで、常時表示の追加機能をサポートし、その負担をメインのプロセッサから軽減させるとしています。

さらにストレージについては32GBのストレージを使用するとのこと。これは現在どのWear OSウォッチよりも多く、メディアはもちろん、Pixel WatchではGoogleマップを表示する機能があるため、マップデータのオフラインストレージ用と思われます。RAMについても具体的な数値は明らかにされていないものの、「現時点でのどのスマートウォッチよりも多い」とされています。Galaxy Watch 4は1.5GBですが、少なくともそれよりも大きなRAMが搭載されるとのことです。

また、背面のセンサーがFitbit LuxeとCharge 5に見られるセンサーと酷似しており、心拍センサーと、血中酸素と心電図の読み取りをサポートするハードウェアを搭載することが予想されます。

まだまだ不明な点が多いPixel Watchですが、事態の推移を注視したいと思います。

ソース:Chrome Unboxed